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アーキテクチャラル・ランドスケイプス
2007年11月1日 - 12月16日
レセプション 11月1日(木)18:00 - 20:00

ギャラリー ホワイト ルームトウキョウでは、11月1日から12月16日までサイドルームのオープニング展覧会として、日本人写真家ホンマタカシによる建築を被写体とした個展を開催いたします。

ホンマタカシは、1990年代後半より建築とその環境をテーマとする作品を撮りはじめ現在も撮影を続けています。
雑誌連載(『コヨーテ』『Casa BRUTUS』『Switch』他)・国内外を含めた建築雑誌等メディアでの発表や、作品集としては世界的に活躍する海外2作家(ルイザ・ランブリ、ウォルター・ニーデルマイヤー)とともに『妹島和世+西沢立衛/SANAA 金沢21世紀美術館』などで継続的に進行形の作品を発表してきました。

本展では、20世紀を代表する建築家による建築を、2000年代に入り撮りためた作品の中から個展としてはじめて発表いたします。

ル・コルビュジエ、オスカー・ニーマイヤー、ヘリット・トーマス・
リートフェルト、レム・コールハース、ピエール・コーニング、アーネ・ヤコブセン、アルヴァ・アールトの海外建築物と建築物からみえる風景の2点組みを中心に、写真家ジュリアス・シャルマンとそのスタジオ、無名建築物の記号的存在であるマクドナルドをその周辺環境として切りとった作品で構成しています。

周辺環境を含めた建築物のたたずまいには、特徴となる建築構造を理想的に強調するアングルや固有名詞としての特別視は一切排除されています。観る者を建築がまとっている名作としての記号・先入観から一度解放する作品のトーンは、逆説的に建築の個性を成立させた、建築のポートレイトをつくり出しています。

Architectural Landscapesは、ひとつは建築があることで生まれた風景、ひとつは建築も風景の断片としてのみあるという2重の意味をもっています。

これらの有名建築は、<移動できない作品>として写真が生まれた時代から今まで数々の写真により紹介され続けられてきました。画像を通してはじめて誰もが見ることのできる作品となりえてきたのです。だからこそ写真家が最も選びにくい題材の1つともいえるのも確かでしょう。世界同時代的にも何人かの写真家がこの難問ともいえる挑戦に様々な視点で取り組んでいます。写真家ホンマタカシのまなざしをぜひ本展でご高覧ください。

* 本展会場内で、オリジナル作品のほか、カタログ
 『Architectural Landscapes』を限定1000部にて販売いたします。

作家プロフィール

ホンマタカシ Takashi Homma

1962年東京生まれ。1999年『東京郊外』で第24回木村伊兵衛写真賞受賞、新世代を代表する作家として国内外で活躍。『NEW WAVES』『東京の子供』『Tokyo and my Daughter』『きわめてよいふうけい』ほか著作多数。