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ザ・チャンス イズ ハイヤー
2008年6月13日 - 8月25日
オープニングレセプション:6月13日(金)19:00 - 21:30

ギャラリー ホワイト ルーム トウキョウでは、2008年6月13日(金)から8月25日(月)まで、写真家アリ・マルコポロスによる新作展“The Chance is Higher”を開催いたします。

飾らないまなざしで都会の生活を捉え続けてきた写真家、アリ・マルコポロス。80年代から90年代にかけて撮り続けたニューヨークのサブカルチャーシーンは、若者の姿を強いコントラストと詩的なスタイルで表現したポートレイトとして一世を風靡した。彼は反体制的なムーブメント、ヒップ・ホップやスケーターシーン、そして時代のアイコンとなったアーティスト達、アンディ・ウォーホール、ジャン・ミッシェル・バスキア、デビッド・ハモンズ等を、まるで家族のポートレイトやプライベートライフを撮影するユルさで撮り続けてきた。

新作“The Chance is Higher”は、写真をゼロックスでコピーした後、サイズやコントラストを変えることによって過去のはかない記憶の再現を試みている。本作品では、彼の家族の他、都会的なスタイルを発信するスケーターやグラフィティアーティスト、そして都会そのものをも写し込んでいる。そして傷ついた肉体や思春期の心が見せる不思議な美しさに迫ろうとしている。さらにこのシリーズでは、写真家と被写体との関係性を曖昧に表現している。イメージは極私的であり自伝的な要素を含んでいるが、あくまでも衒いのない、普段のありのままの日常を写し出そうとしている。

40点のモノクロ作品が収められている72ページの写真集『THE CHANCE IS HIGHER』にも、すべてゼロックスが使用されている。ここ数年、アリは展覧会作品やミニコミ誌のイメージ等にゼロックスを使用し制作してきた。
彼はこのローファイのテクニックから生み出されるシンプルで素直な美しさに魅了されている。Cohan & Leslieでのグループ展に出展した際、批評家のVince Alettiは「傑作!」とNew Yorkerにコメントしている。
アリの作品はサブカルチャーシーンで語られることが多かったが、最近では被写体の対象が多岐に渡っている。

作家プロフィール

アリ・マルコポロスはオランダ、アムステルダム生まれの写真家・映像作家。
1979年にニューヨークへ移住、現在は北カリフォルニア在住。
これまでにウィットニービエンナーレ(アメリカ/ウイットニ―美術館)、クンターレ(ベルン)、フォトグラファーズ・ギャラリー(ロンドン)、PS1/MoMA(ニューヨーク)、クンタウス(チューリッヒ)等で展覧会を開催。

お問い合わせはギャラリー ホワイト ルーム トウキョウまで。